縦書ホ―ムペ―ジについて  



 何故『歩道』のホ―ムペ―ジは縦書?


 それは、短歌作品や文書が、縦書により最も親しく美しく表現できる場合が多いと考へるからです。漢字を含む日本語は、その成り立ちから本来的に縦書文化であり、右上を基点にして上から下へ、そして改行は、右から左へと連続して続くのが自然なのです。
 しかしながら、インタ―ネットの基盤をなすコンピュ―タ技術は欧米文化を基調に発達してきたものであり、画面構成、操作性などの大半が、左上を基点とし左から右へ、改行は上から下へと続くアルファベット文化を踏襲してゐます。そのため、日本語本来の美しさ、読みやすを求め、縦書によりホ―ムペ―ジを作成しようとすれば幾つかの困難を伴ひます。そんな点を踏まへながら、縦書の良さと横書の良さを両立させようとしてゐるのが『歩道』のホ―ムペ―ジです。




縦書にする方法は?


 『歩道』のホ―ムペ―ジでは、縦書表記のために四種類の方法を使用してゐます。


@javaアプレット

 例へば「佐藤佐太郎百首」など、『歩道』のホ―ムペ―ジで最も多く使用してゐるプログラムです。
 特徴として、本のペ―ジを繰る感覚で、瞬時にペ―ジ繰りができること、ルビを付すことができること、画面上での文字の拡大が容易にできることなどです。
 反面、画面のコピ―ができないこと、同一画面では、同じ大きさの文字、同じ色彩しか使用できないなどの制約があります。また、グ―グルなどのホ―ムペ―ジ検索エンジンも文書内容を把握できないため、ホ―ムペ―ジの内容をインタ―ネットエクスプロ―ラのホ―ムペ―ジ検索で行うこともできません。


Aインタ―ネットエクスプローラ5.5以降に対応した縦書html

 例へば、今ご覧になつてゐるこの画面に使用してゐるものなどです。特徴として、同一画面内に大小の文字や様々の色文字を使用できること、また、『歩道ほだう』などのやうにルビを付すことができることなどです。反面、ペ―ジ繰りを水平スクロ―ルバ―で行ふため、少々面倒で、スピ―ド感もありません。文字の拡大縮小は、インタ―ネットエクスプロ―ラの画面の「表示」の「文字のサイズ」を選択することで行ひます。


Bgif画像によるもの

 wordなどの文書作成ソフトにより作成した縦書文書を画像として加工し登載してゐるものです。
佐藤佐太郎書画集などの書画の解説に使用してゐるのがこのタイプです。
特徴として、大小さまざまな文字を色彩豊かに表現できますが、画像であるため、文書内容を修正する場合は、原版のword文書そのものの修正から始めなくてはならず少々面倒です。また画面上での文字の拡大・縮小はできません。


C表を使用するもの

例へば漢字対比表などに使用してゐる方法で、表の罫線により横幅を抑へ込み、縦方向に文字を整列させたものです。一〜二行の短文向きです。表の罫線枠を非表示にすることで自然な形での縦書表記も可能です。