全国大会2012

   平成二十四年度歩道全国大会報告  

一 日 時 平成二十四九月二十二日(土)・二十三日(日)
二 場 所 ホテルフロラシオン青山(東京都港区南青山四・一七・五八)
三 内 容
  第一日 開会行事
      総合歌会1
      判別歌会
      懇親会
  第二日 講 話
      ☆講 師  秋葉四郎
      ☆演 題  選歌批評は歌論の究極
      総合歌会2
      入選者表彰
      歩道賞表彰
      閉会行事

四 互選上位七首(七・八位は同得点)

被災地の支援を終へし自衛官の夫をりをり夢にうなさる  辻田悦子

原発の行く末案ずる集会の梅雨寒き部屋のながき沈黙   齋藤すみ子

八十四人つひに帰らぬ校門に風車いくつ音なく回る    仲田紘基

津波にて逝きし人らの呼ぶ声が波荒き日は聞えくるとぞ  山本豊

屏風ヶ浦断崖とほくけぶるまで春の疾風に潮しぶき立つ  鈴木眞澄

わが心とりとめもなく雨の降る彼岸の一日逝きし子思ふ  小倉久子

日蝕の光尽くるとき常念の残雪の嶺色冴えてゆく     樫井礼子

願ふことまだあれば吾も石を積む蔵王山頂のケルンの上に 小堀高秀


五 事務局  歩道短歌会内 渡辺洋子

六 出詠者・出席者 一〇五名